- しせい
- I
しせい【刺青】いれずみ。 ほりもの。IIしせい【四声】〔「ししょう」とも〕中国音韻学で, 漢字音の四種の声調の総称。→ 声調(1)六朝以降の韻書に代表される分類法で, 平声(ヒヨウシヨウ)・上声(ジヨウシヨウ)・去声(キヨシヨウ)・入声(ニツシヨウ)をいう。 日本語でも, 音節の高低昇降の表示に利用された。 また, 漢詩では, 平声に対し, 上声・去声・入声を一括して仄声(ソクセイ)とし, 合わせて平仄(ヒヨウソク)という。→ 平声→ 上声→ 去声→ 入声(2)現代中国の共通語では第一声・第二声・第三声・第四声をいう。IIIしせい【四姓】〔「ししょう」とも〕(1)四つの姓。 特に, かつて代表的名家だった源氏・平氏・藤原氏・橘氏(源平藤橘(ゲンペイトウキツ))の四氏。(2)カーストに同じ。IVしせい【四清】画題の一。 梅・桂・菊・水仙を配する。Vしせい【四聖】釈迦・キリスト・孔子・ソクラテスの四人の聖人。 世界の四聖。→ ししょう(四聖)VIしせい【姿勢】(1)体の構え。
「防御の~をとる」「~が良い」
(2)物事に対する構え。 態度。VII「政治の~を正す」「問題に取り組む~が大事だ」
しせい【市井】〔昔, 中国で, 井戸のある周辺に人家が集まったことから, あるいは市街では道が井の字の形をしているからともいう〕人家の集まっている所。 まち。 ちまた。VIIIしせい【市制】(1)地方自治体としての市の制度。「~をしく」
(2)市の構成・組織・権能などを定めた旧憲法下の法律。 1888年(明治21)制定。 1947年(昭和22)地方自治法制定に伴い廃止。IXしせい【市勢】人口・産業・経済などからみた市の動勢。Xしせい【市政】地方自治体としての市の政治。XIしせい【施政】政治を行うこと。 また, その政治。XIIしせい【死生】死と生。 生死。 ししょう。「空しく農業の疾苦中に~するのみ/福翁百余話(諭吉)」
~の間(カン)をさまよう生きるか死ぬかの瀬戸際にある。 死生の境をさまよう。 生死の間をさまよう。~命(メイ)あり〔論語(顔淵)〕人の生死は天命で, 人の力ではどうすることもできない。XIIIしせい【氏姓】氏(ウジ)と姓(カバネ)。 姓氏。XIVしせい【熾盛】「しじょう(熾盛)」に同じ。XV「蘭加舎(ランカシヤー)は, 工場~にして/西国立志編(正直)」
しせい【私生】法律上の夫婦でない男女の間に子が生まれること。XVIしせい【私製】個人の作ったもの。⇔ 官製XVIIしせい【紙製】紙で作ってあること。 かみせい。XVIIIしせい【至正】この上なく正しい・こと(さま)。XIX「~至公にして毫も憾むる所なし/経国美談(竜渓)」
しせい【至精】(1)いたって精妙であること。(2)非常に純粋であること。XXしせい【至聖】この上なく知徳のすぐれていること。 また, その人。XXIしせい【至誠】この上なく誠実なこと。 また, その心。 まごころ。「愛国は人性の~なり/基督信徒の慰(鑑三)」
~天に通ずまごころをもって事に当たればいつかは認められる。XXIIしせい【試製】ためしに作ってみること。 試作。XXIIIしせい【詩聖】(1)きわめてすぐれた詩人。 詩仙。(2)李白を詩仙というのに対し, 杜甫(トホ)の敬称。XXIVしせい【資性】生まれつきの才能や性質。 資質。 天性。XXVしせい【賜姓】古代, 無姓の臣下や渡来人, また臣籍降下した皇族が天皇から姓を賜ること。 また, その姓。XXVIしせい【雌性】生物の雌に共通して見られる性質。⇔ 雄性
Japanese explanatory dictionaries. 2013.